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北村季吟短冊

北村季吟短冊

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商品詳細

北村季吟
きたむらきぎん
(1624―1705)
江戸前期の俳人,歌人,和学者。名静厚。通称久助。慮庵,七松子,拾穂軒,湖月亭などと号した。祖父宗竜,父宗円とも近江野洲郡北村(滋賀県野洲町)の医師であり,連歌をよくした。季吟は父の修業先の京都で出生したとされる。医業を学ぶかたわら早くから俳諧に関心を持ち,寛永16(1639)年に安原貞室に入門した。やがて貞室の師松永貞徳の直門となる。季吟の古典注釈の素養は貞徳の指導により学問として結実をみることになる。 貞徳の没後,かつての師であった貞室とは疎隔を生じたが,その理由ははっきりしない。俳人および古典研究者としての活躍の場は広がる一方で,京のあらゆる階層の人々に古典を講釈し,俳諧を指導した。業績は次第に古典注釈の方に偏りをみせるようになり,講釈がそのまま注釈書として刊行された。『大和物語抄』『土佐日記抄』『伊勢物語拾穂抄』『徒然草文段抄』『源氏物語湖月抄』『枕草子春曙抄』『八代集抄』『百人一首拾穂抄』など
【出典 朝日日本歴史人物事典】